この記事では、なぜよっしぃがエコな家として高気密高断熱住宅を目指すことになったのかと現状について書きたいと思います。
高気密高断熱住宅を目指すまでの流れ
住宅購入を考えはじめたのは、2年前くらいでしょうか?
多くの人がやっていると思いますが、はじめは子どもを連れて住宅展示場を巡って情報集めしてた感じです。その時は高気密高断熱とかはあまり考えていませんでした。
その後色々情報を集め、よっしぃが高気密高断熱がいいと思ったワケですが、1番の理由は、自分が高気密高断熱住宅を体験したからです。18年前に建てられたスウエーデンハウスの建物でしたが、エアコン1台で建物全体を空調していて、びっくりしました。今住んでいる住まいがRC造のデザイナーズマンションなんですが、打ちっぱなしのコンクリートの壁はかっこいいのですが、夏はとっても暑く、冬はとっても寒い・・・

また重要なこととしてよっしぃは40台後半ですが、特に寒さで高血圧気味というのも大きかったです。健康でいられる家に住みたい…!
また、お願いしている工務店さんが高気密高断熱に対応していたというのも大きかったですね。工務店さんはツーバイフォー建築の専門なのですが、下に書いた通りツーバイフォーと高気密高断熱は相性よいのではと思います。
ツーバイフォーと高気密高断熱
ツーバイフォー建築は「高気密高断熱にしやすい」というのであれば、その通りだと考えています。ツーバイフォーは構造材のパネルで「箱」を作って重ねていくというイメージですが、「箱」を作る時に床や壁を接着させる必要があるので気密性を確保しやすい利点があります。断熱についても壁となるパネルに断熱材を充填することでなされるため、こちらも断熱性を確保しやすいといえる工法です。
ツーバイフォー以外の選択肢といえば在来軸組工法ですが、こちらで高気密高断熱住宅にしようとすると手間(=コストアップ)がかかったり、職人さんの熟練度に大きく左右されるのではないかと思っています。詳細はこちらのサイトをご確認ください。
よっしぃは建築関係に詳しいわけではないので、工務店さんの当たり外れ(失礼な言い方ですが)を判断することは難しいと考えました。そこでツーバイフォー建築ならコストを下げつつ質もある程度担保できるのではと考えてツーバイフォー専門の工務店さんを選びました。まだ建物ができてもいないので、最終的な結果はまだ先ですが(^_^;)
その他のツーバイフォーのメリット・デメリットについては後日書きたいと思います。
家族に高気密高断熱住宅のメリットを理解してもらう
高気密化については多くの部分は建設会社の力量によると思いますが(そのため会社選びで決まってしまう)、高断熱化については施主側にも選択肢が多くあります。
例えば、
- 窓枠をアルミ窓→アルミ樹脂窓→樹脂窓(木製窓)に
- 窓を単板ガラス→ペアガラス→トリプルガラス(充填ガスの変更なども)に
- 壁、天井の断熱材を厚く入れる(ツーバイフォーからツーバイシックスへの変更)
- 断熱材の変更 など
コストアップで対応できることが多いですね!
我が家で実際に問題になったのは、
工務店の標準はLIXILのサーモスL(ガラス樹脂/熱貫流率2.33)で、よっしぃはYKKAPのAPW330(樹脂/熱貫流率1.31)を採用したかったのですが、イニシャルコストが50万くらい上がるということでコストに厳しい奥さまの賛同を得られなかったことです・・・
色々資料を探したのですが、その当時は窓のグレードアップにより、ランニングコストでイニシャルコストを上回る資料が見つからず…苦労しました。
結局、自分の要望する他の部分(デザイン的なところとか)を徹底的にコストカットする姿勢を見せたり、取れる可能性がある補助金に絡めてコストダウンを提案したり・・・最終的には熱意を感じてくれたのかお願いを聞いてくれました\(^o^)/
今なら、温熱環境の第一人者である松尾設計室の松尾先生が、30年以上住むならHEATG2グレードと、動画で高気密高断熱のコストメリットを紹介してくれているんですけどね。もう少し早く松尾先生を知っていたら、もうとょっと奥さまの説得が楽だったのに…
松尾先生のYoutube動画も貼り付けておきますね
やるならとことんやってみよう
そんなこんなで、家族から高気密高断熱への理解を得られた?ことから、数ある先輩たちのブログや書籍や動画で勉強して、自分が必要と思うレベル(UA値0.4以下)までコストをかけていくこととしました。
今まで東西北面の窓を無くしたり小さくしたり、トリプルガラスのAPW430を一部採用したり、天井の断熱材を厚くしたり、床の断熱材をグレードアップしたりしてきました。まだ最終のUA値は確認できていませんが、UA値で0.39以下にはなる予定です。
そんなわけで、家の断熱にコスト(=自分の思い)をかけてきたわけですが、かけたコストが結果に見合っているかはまだわかりません。そういう意味でも出来上がった家を楽しみにしたいと思います!