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地震大国である日本における、災害時のライフラインへの影響について

災害時でも安心

いつ起きてもおかしくない災害と隣り合わせの日本

日本列島周辺は、世界にある10数枚のプレートのうち4枚ものプレートの境界上にあり、またこれに加え内陸部には1500箇所を超える活断層がある地震大国です。
実際、地球上で起きる大地震の約2割が日本列島で起きているのです。もし、南海トラフを震源とするマグニチュード9.1の巨大地震が起きた場合、被害額は220兆3千億円に上ると政府は試算しています。なんと東日本大震災の10倍に相当します。
避難民950万人、停電2710万件、そして上水道、交通、携帯電話、石油などすべてのライフラインは停止してしまいます。一説には、電気の停止が日本全体の約60%、水道で日本全体の約80%が停止すると言われています。これだけの被害ですから、復旧には相当の日数を要することが想像できます。

想定される最大被害
電力 2710万軒が停電。西日本の供給能力は最大需要の5割に低下。9割回復に1カ月。
上水道 3440万人が断水被害。東海、四国などは8~9割に達する。大半の復旧までは最大2カ月。
交通 新幹線三島 ‐ 徳山間は最低1カ月不通。東名・新東名高速は一般車両通行まで1カ月、長期化も。
携帯電話 災害直後は大部分が通話困難。1日後に東海から九州で基地局の最大8割が停止。
石油 全国26製油所のうち12か所が停止、避難所に東日本大震災の10倍の500万人。
避難者数 1週間後に950万人と最多に。うち避難所に東日本大震災の10倍の500万人。
飲料水・食料 発災後3日間で飲料水4800万リットル(530万人分)と食料3200万食(350万人分)が不足。
がれき 2億5000万トンの災害廃棄物が発生(東日本大震災の15倍)。1年後も処理終わらず。

出典:日本経済新聞

しかも、今後30年以内に起こることが予測されている巨大地震は、首都直下をはじめ日本全土にわたっています。さらに活発化する火山、温暖化による集中豪雨など、私たちは、いつ襲ってきてもおかしくない災害と常に隣り合わせで暮らしているのです。

今後30年以内に地震が発生する確率

今後30年以内に地震が発生する確率

地震予測地図
出典:地震調査研究推進本部

災害時最も困るのが電気と水

  電気 水道 ガス
東日本大震災
(2011年東北地方太平洋沖地震)
891万戸
(486万戸:東北地方)
220万戸以上 46万戸
阪神・淡路大震災
(1995年兵庫県南部地震)
260万戸 126万戸
(兵庫県)
86万戸
東京湾北部地震(M7.3想定)
(30年以内に70%の確率で発生すると推定)
160万戸 1100万戸 120万戸
南海トラフ大地震(想定) 2,710万戸 3,440万戸 180万戸

東京湾北部地震および南海トラフ巨大地震の数字は内閣府の資料より引用

最も広範にわたって止まるのが水と電気ですが、同時に、ライフラインの中で最も重要と言えるのがこの二つでもあります。人間は、水無しでは生きていくことは出来ません。水分量の不足は、脳梗塞や心筋梗塞などの病気を引き起こしてしまう可能性もあり、とても危険です。東日本大震災の時の避難所生活で、トイレに行く回数を減らすため水分摂取を抑え、これらの病気にかかった例もあります。また気温が高い時期には熱中症の危険も無視できません。上の表は、人間が生きていくうえで必要最低限の飲料水の量の目安になります。
これに加えて、トイレの洗浄用の水を確保する必要があります。
現代社会は電気によって成り立っているといっても過言ではないほど、電気に依存した生活を送っています。調理、洗濯、掃除や部屋の照明、情報収集するTVやパソコン、携帯電話の充電など電気をつかわないものがほとんどないと思えるほどです。
そして大災害によって停電が発生した場合、重要になってくるのがこれです。

「衛生」「食」「正確な情報」の確保

この視点にたつと、家電製品で重要なものがまず冷蔵庫です。食品や場合によっては医薬品の保存に不可欠ですが、電気が無くてはただの箱です。カセットコンロなどがあれば、ちょっとした調理は可能ですが、もととなる食材の保存がままならないと話になりません。1~2時間の停電であれば、今の冷蔵庫は保温性が高いので、問題ありませんが、数日となると食材の安全性の確保が出来なくなってしまう可能性があります。
以下の表は、電気が止まった時に困ってしまうものの中で重要と思われるものをリストアップしてみました。

重要な機器 電気が止まるとどうなるか?
冷蔵庫 食料、医薬品などの保存ができなくなる
情報端末
(TV、ラジオ、携帯電話)
重要かつ正確な情報が取得できなくなる
電灯 室内での移動で危険が伴う(転倒など)
ホームセキュリティ 一定時間経過後、警備信号がセンターに届かなくなる
オートロック 解錠状態になる
復旧までにどれくらいかかる?

そして一旦停止したライフラインの復旧には、ある程度の時間が必要になります。
次の表は東日本大震災、阪神淡路大震災、そして今後発生することが予想されている東京湾北部地震において、ストップした電気、水道、ガスがそれぞれ50%復旧までの日数(上段)、90%復旧するまでの日数(下段)をまとめたものです。

  電気 水道 ガス
東日本大震災
(2011年東北地方太平洋沖地震)
1日
4日
6日
23日
23日
34日
阪神・淡路大震災
(1995年兵庫県南部地震)
1日
1日
7日
36日
34日
61日
東京湾北部地震(M7.3想定)
(30年以内に70%の確率で発生すると推定)
4日
6日
4日
25日以上
35日以上
55日

こうしてみていくと、電気の停止は被災地以外にも広範にわたって停止する一方で、復旧も早いことが分かります。一方水道やガスは復旧に時間が必要になります。震源地に近いエリアでは、水道やガスは1ヶ月前後、場合によっては2ヶ月近く復旧に係りますが、水道の場合50%回復、つまり震源地から若干離れたエリアであれば週間足らずで復旧していることが分かります。
被災地もしくは近隣エリアに住んでいた場合は、避難生活や仮設住居生活を余儀なくされますが、若干離れているエリアでライフラインが停止した場合、水と電気を1週間程度確保できれば通常に近い形に復帰できると結論付けられそうです。

災害時に強いスマートハウス

そんな日本に暮らしている私たちだからこそ、いざという時に備えて、エネルギーの自給自足が可能な住宅環境を整備しておく必要があります。

スマートハウスの実力診断
停電編
  • 突然の災害により長期間停電になった場合でも、太陽光発電システムに備わっている自立運転機能を活用することで、電力を使うことができます。
  • 自立運転によってテレビや家電製品を使用できれば、情報を的確につかむことができます。
  • 携帯電話などの通信情報機器の充電ができます。
  • 冷蔵庫で薬品等を保存できます。
  • 電気ポットでお湯を沸かすこともできます。
断水編
  • エコキュートは深夜電力とヒートポンプの原理で安くお湯をつくる装置ですが、その貯湯タンクの水は飲料用にも使えることから、災害で断水となったとき大きな力を発揮します。

【平常時水道使用量(東京都水道局データ)】

世帯人数 1日
(L)
トイレ
(28%)
風呂
(24%)
炊事
(23%)
洗濯
(16%)
洗顔他
(9%)
3 710 199 170 163 114 64
4 840 235 202 193 134 76
5 990 277 238 228 158 89

【非常時最低限の水道使用量】

世帯人数 1日
(L)
トイレ
(28%)
風呂
(24%)
炊事
(23%)
洗濯
(16%)
洗顔他
(9%)
3 86 68 12 6
4 96 72 16 8
5 120 90 20 10

トイレ:小便4回×5L  大便1回×10L=30L/日・大人1名
併用にて、3名は75%、4名以上は60%で試算
炊事:飲料用+非常食=4L/人

皆さんが何気なく使っている水道ですが、実は結構な量を消費しています。
しかし災害で水道が断水してしまうとそうはいきません。最低限必要となる水はまず飲料用です。次にトイレの洗浄用です。
上記の事例は、飲料水に加えて、最低限の衛生状態を保つ場合を想定しています。これを見ると100L前後1日あたり必要になってきます。
エコキュートの貯湯タンクの容量が300L後半から500L超なので、3日から5日エコキュートの水で生活することができる試算が成り立ちます。さらに、風呂の水を流さずにためておくように日頃心がけておけば、トイレの洗浄用にはこの残り湯を使用すれば、数日は持たせることができるようになります。

ガス供給停止編

エコキュートとともにオール電化の代名詞といえるアイテムのIHクッキングヒーター。災害で停電になると使えなくなってしまいます…。エコキュートは水の確保において重宝しますが、IHクッキングヒーターの方は災害対策には役に立たないのでしょうか?
以下の表を見てください。
東日本大震災と阪神淡路大震災における電気とガスの復旧までにかかった期間をまとめてみました。

【東日本大震災における電気・ガスの復旧スピード】

復旧率 50% 70% 80% 90% 100%
電気(日数) 1 2 3 4 10
都市ガス(日数) 23 29 31 34 35

【阪神大震災における電気・ガスの復旧スピード】

復旧率 50% 70% 80% 90% 100%
電気(日数) 1 1 1 1 3
都市ガス(日数) 34 46 51 61 71

電気は1週間程度でほとんど復旧しますが、都市ガスは50%復旧にも3週間から1カ月。90%以上復旧するまでに1カ月から阪神淡路のケースでは2カ月以上かかっています。
ガスコンロを仮に使用していると、通常どおり使用できるようになるまで非常に長い期間がかかってしまいます。
一方で、IHクッキングヒーターを使用した場合、1週間前後カセットコンロ等でしのげば通常通り使えるようになるのです。
このように、IHクッキングヒーターも防災対策、特に都市ガスが供給停止になった時力を発揮するのです。

目指すはネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)