メニュー

お見積もり・ご相談は無料! 0120-642-456

お気軽にご相談を!

電力は消費者が選ぶ時代に?!

電力は消費者が選ぶ時代に?!

電力は消費者が選ぶ時代に?!

電力の小売り全面自由化で一般家庭でもこれまで地域独占だった電力会社以外の小売会社を自由に選択し電力を買うことが可能となります。参入規制撤廃でサービス向上への期待も広がる?

小売り自由化で7.5兆円市場が開かれる?

小売り自由化で7.5兆円市場が開かれる?

2016年4月より、東京電力など電力大手10社が地域ごとに独占していた電力の小売りが全面自由化されることになりました。これにより、今まで工場やオフィスなど契約電力が50キロワット以上の大口需要家にしか適用されていなかった小売会社の選択が、一般家庭でも可能になります。小売販売は全販売量の4割を占め、その市場規模は約7.5兆円と言われています。自由化によりこの巨大な市場が開かれることになり、参入規制も撤廃されることから既に電力事業者以外の多くの企業が様々な形で参入を表明しています。

小売り自由化で何が変わる?

小売り自由化で何が変わる?

小売り自由化により何が最も変わるかと言えば、消費者が電気を買う相手や料金プランを自由に選べるようになることです。価格や付加サービスを判断基準にして消費者はそれぞれ自分に合った小売り事業者を選択可能になることから、企業は競ってサービスの差別化を図り、正に自由競争の時代に突入することになります。顧客数8400万件、市場規模7.5兆円の有望市場の開放に備え、既に244社(14年11月現在)が新電力として登録しており、13年3月から一気に3倍にも増えています。新電力では、余剰電力の有効活用やスリム化経営体制で大手より1割安い電力の供給を目指しています。新電力で目立っているのは、自家発電設備を所有する製紙メーカーやガス事業者、石油元売りなど。首都圏を中心に1千万件の顧客を有する東京ガスでは、電気とガスのセット売りなどを検討しています。政府では、電力小売りの競争を促すことで、電気料金の上昇を抑制することを期待しています。

激化するサービス開発競争

激化するサービス開発競争

参入規制撤廃を受け、他業種からの参入と自社ビジネスとの組み合わせによる魅力的なサービスの開発の動きも活発化しています。ミサワホームでは省エネ設計の住宅と割安な電力の供給の組み合わせての販売、ソフトバンクでは通信と電力のセット販売を計画するなど、サービス内容で既存事業者との差別化を図っていく意向。また、住宅設備設計のエプコが、電気料金比較サイトを提供したところ、早速多くの消費者の利用を集めたとのことで、消費者側の選択行動も始動しているようです。電力会社も「平日は高く、休日は安い」といった新たな料金プランで新規参入組に対抗していく姿勢を見せています。他方、政府は、16年以降も電力会社の値上げ幅を審査する今の料金規制は残す意向を示しており、消費者は従来の電力会社と料金体系を変えずに契約し続けることができます。他の会社に乗り換えて、再び電力会社の契約に戻ることも可能とのことです。

多様な業種にビジネスチャンス
新ビジネスをうかがう 住設設計 エプコ ウェブで大手電力の電気料金比較サービスを提供。自由化後は新電力も網羅予定。
ネット 楽天 集合住宅に割安に電力供給する会社と組み、節電した個人に買い物ポイントを付与。
情報 NEC 新電力向けの需要拡大をにらみ、蓄電池事業を強化。
既存事業とシナジー期待 通信 ソフトバンク 携帯電話などのセット割引を検討。再生可能エネルギーなどを活用した電力を販売。
住宅 ミサワホーム 自社の住宅購入者に電気も販売。太陽光発電所を増設して供給力を確保。
小売り 日本生活協同連合組合会 物流施設で太陽光発電システムを運営。組合員などへの電力販売を検討。
設備・ノウハウを有効活用 ガス 東京ガス 現状200万キロワットの発電能力を20年度までに最大500万キロワットに。ガスとセット販売を予定。
石油 JX日鉱日石エネルギー 発電能力を30年までに現在の3倍の400万キロワットに。ガソリンスタンドを販売窓口に。
電力 中部電力 新電力を買収して首都圏エリアに進出。エリア外にも火力発電所を建設。

出典:日本経済新聞